投稿日:2020年9月2日

基礎解説!橋梁の塩害に対する補修工事

こんにちは!長野県松本市を拠点に、橋梁耐震補強や伸縮装置取替などの橋梁補修工事、解体工事、外構工事を手がけている株式会社富士建です。
橋梁の補修が必要になる原因のひとつとして、「塩害」というものがあります。
今回は、塩害の発生理由やメカニズム、そして損傷レベル別の補修方法についてお伝えいたしましょう。

塩害のメカニズムとは?

塩害とは、鉄筋コンクリートの組織が海水や潮風に含まれる塩化物イオンに触れ、組織内に侵食することで鉄筋コンクリートを腐食し、損傷することをいいます。
コンクリートの性質上、表面が損傷し腐敗すると、膨張します。
膨張が進むと、「ひび割れ」を発生させ、そのひび割れ部分からさらに侵食が進んでいくという悪循環が発生し、構造物の寿命を著しく縮めることになるのです。
このように連鎖的に被害は広がるため、劣化した部分ごとに適切な補修工事が必要となります。

劣化部分の除去と腐食抑止

劣化が進んでしまったコンクリートには、ケースごとに適切な補修を行わなければなりません。

劣化部分の除去

コンクリートの腐敗が進んで、鉄筋腐食が進行している場合は、「断面修復工法」により、劣化部分を取り除きます。
断面修復工法といえば、通常はコンクリートが剥離した箇所などの部分的な修復に用います。
ですが塩害対策ではコンクリート内部の塩化物イオンの除去を目的としているので、コンクリート表層部の全範囲を断面修復する全断面修復を行います。

鉄筋腐食の防止

鉄筋の腐食度合いがひどい場合や後の鉄筋腐食の進行が予見できる場合には、電気化学的な手法を用いて鉄筋腐食進行を抑制することがあります。
電気防食工法は、継続的な通電を行うことで、コンクリート中の鉄筋の腐食反応を電気化学的に制御し、その後の腐食進行を抑えます。

富士建へご相談ください!

弊社は、長野県内で橋梁補修工事や、解体工事などを承っております。
橋梁補修では、鋼材の腐食やひび割れを適切に修繕し、構造物の長寿命化を実現するために適切な補修方法をご提供してまいります。
その他、多岐にわたる補修工事に対応いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

【求人】富士建では新規スタッフを募集中!

現在弊社では、さらなる事業展開を見据えて、新規スタッフを募集しています。
現場経験の有無は一切問いません。
入社後は、各現場に同行して、工事に必要な技術力を一つずつ身につけていきましょう。
弊社は資格取得支援制度を用意しているため、これから腰を据えて技術者を目指す方にはピッタリの職場です。
皆様からのご応募をお待ちしております。
お気軽に採用情報からご連絡ください。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

株式会社富士建
〒390-1241 長野県松本市新村3332 新村ビル 204
TEL:0263-48-4178 FAX:0263-50-5037
セールス電話・営業メール・求人広告媒体・ホームページ商材・インターネット商材等
上記等に該当する弊社の業務に無関係な案内は「禁止」とする


関連記事

安心と信頼の施工が自慢です。

安心と信頼の施工が自慢です。

はじめまして! 株式会社富士建です。 弊社は、長野県松本市を拠点に、伸縮装置取替えなど各種橋梁補修工 …

橋梁工事求人応募 よくあるQ&A

橋梁工事求人応募 よくあるQ&A

よくあるQ&A 長野県松本市の株式会社富士建では、現場スタッフと現場管理・施工管理スタッフを …

橋梁補強は地震による損傷が致命的になるのを防ぎます

橋梁補強は地震による損傷が致命的になるの…

こんにちは!株式会社富士建です。 弊社は平成15年の創業より長野県松本市に事務所を構え、橋梁補修工事 …

採用情報  お問い合わせ